研究活動
2023年度活動報告
<2023年度研究業績一覧>
【論文】
・Hasebe, Kiyohiko, "A Plan to Establish a University of Islam by the Greater Japan Muslim League: Insights from Waseda University Archives," Nobuo Misawa ed., The Archive of the Source Materials about the Greater Japan Muslim League, Tokyo: Toyo University Asian Cultures Research Institute, March 2024, pp.13-37, 査読なし、オープンアクセス有。
・中島浩貴「クラウゼヴィッツ以降の戦争論の系譜と構築される戦争像」『歴史学研究』(歴史学研究会)1036号績文堂出版(2023年6月)、53-60頁、査読無、オープンアクセス無
・西願広望「フランス植民地征服戦争再考-アルジェリア征服戦争からクリミア戦争までのズアーヴ兵」『軍事史学』(軍事史学会)第59巻第1号(通巻233号)(2023年6月)98-116頁、査読有、オープンアクセス無
・吉澤誠一郎「中国におけるカー『歴史とは何か』」『思想』第1191号(2023年7月)、54-65頁、査読無、オープンアクセス無
・斉藤恵太「近世バルト海東部における二つのヴァーサ家の抗争ースウェーデンとポーランド=リトアニアの合同と対立」『京都教育大学紀要』第144号(2024年3月)、87-107頁、査読無、オープンアクセス有
・谷口眞子「「切捨御免」像の転換がもたらした近世武士の再定位」『日本歴史』第900号(2023年5月号)116-122頁、査読無、オープンアクセス無
【口頭発表】
・佐々木真「フランスが見た日露戦争」
・西願広望「対反乱作戦史のための試論―-ヴァンデ、スペイン、アルジェリア、パリ(1793-1871年)」
・小暮実徳「The Education at the Nagasaki Naval Academy – Focusing on the Lists of Dutch imported books in Japan」
・鈴木直志「邦訳ドイツ兵書の起源を探る -『泰西兵鑑』と二つの『三兵答古知幾』」
・原田敬一「軍事情報のネットワーク ―日本近代の模索」
・海外研究協力者Grégoire SASTRE (CY Cergy Paris université) :
Genèse du renseignement militaire japonais : création de l’État-major de l’Armée
・海外研究協力者Andrew COBBING (Université de Nottingham) :
Early Meiji Intelligence Networks: the case of the Japanese Legation in Paris
いずれも、本科研(A)とCECILLE(Centre d'Études en Civilisations, Langues et Lettres Étrangères Université de Lille)共催による国際研究集会「グローバル・ヒストリーからみた19世紀の軍事的学知の交錯―アジア=ヨーロッパで」2023年9月5日~7日、リール大学Pont de Boisキャンパス
・鈴木直志「洋学の軍事科学化とドイツ兵書」2023年度日本クラウゼヴィッツ研究大会、2023年10月7日、於文京学院大学
・鈴木直志「近世ヨーロッパにおける軍事の変遷と国家・社会」法文化学会第25回研究大会、2023年10月22日、於松山大学
・柳澤明「十八世紀庫倫、恰克図貿易与清朝対民商的給票制度」多語種文献与中国北疆民族史研究国際学術研討会,2023年9月2日,於内蒙古師範大学(呼和浩特)
・柳澤明「有関清代中俄大黄貿易的幾点探索」13-19世紀中央欧亜歴史文化国際学術研討会,2023年9月16日,於復旦大学(上海)
・柳澤明「清代外交使節の謁見儀礼~叩頭と国書~」公益財団法人東洋文庫2023年度後期東洋学講座「中国王朝の儀礼・祭祀──始皇帝から大清皇帝まで──」2023年10月11日,於東洋文庫
・柳澤明「清-ロシア間の外交における「翻訳」の変容」早稲田大学中央ユーラシア歴史文化研究所ワークショップ「「モンゴル」周縁の歴史・文化の動態」2024年3月21日,於早稲田大学
・中島浩貴「ドイツ語圏軍事雑誌の公共圏:1870年代を中心として」軍事史学会第127回関西支部、軍事史学会、オンライン、2024年1月27日
・佐々木真「戦争は文明化したのか―16世紀から20世紀の戦争を考える―」第23回日韓歴史家会議、於ソウル大学、2023年11月18日
・鈴木直志「絶対主義と戦争」松山大学法学部講演会、於松山大学、2023年12月26日
・長谷部圭彦「対話から生み出されるもの」第6回歴史総合シンポジウム「歴史教育の現場との対話―歴史の語り方、史資料の使い方」歴史学会、2023年10月8日、於明治大学。
・Hasebe, Kiyohiko, "A Plan to Establish a University of Islam by the Greater Japan Muslim League: Insights from Waseda University Archives," International Symposium: The Formation of the Relationship between Modern Japan and the Islamic World, 2023年12月10日、於東洋大学。
・Hasebe, Kiyohiko, "Common Experiences of Japan and Türkiye: Foreign Relations, Law and Education," The Second International Symposium jointly held by Istanbul University Faculty of Law and Waseda University Graduate School of Law: Joint International Symposium on Comparative Study of Legal Issues regarding Renewable Energy Industry and Investments between Türkiye and Japan: Celebrating the Centurial Anniversary of Republic of Türkiye, 2024年1月12日、於早稲田大学。
・Hasebe, Kiyohiko, "Japonya’da İslam Üniversitesi Kurma Planı: Büyük Japonya Müslüman Ligi’nin Gerçekleşmeyen Faaliyeti," Uluslararası Çalıştay: Türk-Japon İlişkileri Tarihi Araştırma Kaynakları, 2024年3月9日、於ボアズィチ大学(2023年12月10日に英語で報告したものの改訂トルコ語版)。
・Keita Saito, "Across the Alps into the Habsburg service: Gonzaga family and the military career in the 17th century", in: Spatial and Social Mobilities in the Medieval and Early Modern Alpine Regions, 28. March 2024, Mendrisio, Switzerland
・原田敬一「檜山幸夫『日清戦争の研究』書評」東アジア近代史学会、2023年12月9日、東洋大学
・原田敬一「陸軍墓地の今後を考える」第43 回陸軍墓地講座、2023年6月18日、NPO法人真田山陸軍墓地を考える会総会
【図書】(分担執筆含む)
・竹本知行(分担執筆)「奇兵隊などの幕末の長州軍は、日本陸軍の源流か?」174-185頁、町田明広編『幕末維新史への招待』(山川出版社、2023年4月)総頁数278頁。
ISBN:978-4-634-15231-1
・小松香織(分担執筆)「オスマン社会における「尊厳」」535-551頁、加藤泰史編『問いとしての尊厳概念』(法政大学出版局、2024年3月)総頁573頁、ISBN:9784588151378
【その他】
・竹本知行(分担執筆)「大村益次郎-近代的学知の受容と実践」50-53頁、藤原書店編集部編『近代日本を作った一〇五人』(藤原書店、2023年4月)
ISBN:978-4-86578-386-5
・谷口眞子「【書評】牧田勲著「近世日本の刑法と武士道儒教―忠孝を中心に」(小浜正子・落合恵美子編『東アジアは「儒教社会」か?―アジア家族の変容』(京都大学学術出版会、2022年))『法制史研究』73(2024年3月)、160-163頁
・吉澤誠一郎「【書評】万魯建『近代天津日本租界研究』」『都市史研究』第10号(2023年10月)、126頁。
・原田敬一「【書評】大澤博明 『明治日本と日清開戦―東アジア秩序構想の展開―』(『歴史評論』第876号、2023年4月)P91~P95
・鈴木直志「解説 技術から見たヨーロッパ軍事史」470-476頁、バート・S・ホール著、市場泰男訳 『火器の誕生とヨーロッパの戦争』平凡社ライブラリー945(平凡社、2023年6月)、総頁数549頁、ISBN: 9784582769456
・小澤弘明・吉澤誠一郎「国際歴史学会議ポズナン大会について」『歴史学研究』第1034号(2023年4月)、分担執筆2-4頁。
・柳澤明「キャフタ」(pp.340-341),「毛皮貿易」(pp.384-385),「ラティモア」(pp.646-647)『中央ユーラシア文化事典』丸善出版,2023年6月
・柳澤明「清代外交使節の謁見儀礼~叩頭と国書~」(2023年度後期東洋学講座用講演要旨「中国王朝の儀礼・祭祀──始皇帝から大清皇帝まで──)『東洋学報』第105巻第4号,2024年3月,pp.63-65
・佐々木真「身分社会の変容を考える視点」355-360頁、高澤紀恵、ギヨーム・カレ編『「身分」を交差させる: 日本とフランスの近世』(東京大学出版会、2023年5月)総頁数395頁、ISBN:9784130203135
・佐々木真「戦争は文明化したのか―16世紀から20世紀の戦争を考える―」『第23回日韓・韓日歴史家会議 会議報告書』日韓歴史家会議組織委員会、40-47ページ
・鈴木直志 「近世プロイセンの軍隊と社会」松山大学法学部研究会、於松山大学、2023年12月26日
・鈴木直志「絶対主義と戦争」『地域研究ジャーナル』32号(松山大学法学部)2024年3月、1-21頁
・竹本知行「大村益次郎-未完の軍制改革」防衛省中国四国防衛局:アカデミアとの連携プロジェクト、2023年6月28日、(防衛省中国四国防衛局、広島県広島市)
・竹本知行「維新史から今を問う-『ペリー来航』を手がかりに-」日本教育文化研究所広島支部:研修大会、2023年7月1日、(ホテルチューリッヒ東方2001、広島県広島市)
・竹本知行「『学制』150年、維新史から今を問う-『ペリー来航』を手がかりに-」一般社団法人山口県専修学校各種学校協会:研修大会、2023年7月28日、(かめ福オンプレイス、山口県山口市)
・竹本知行「大村益次郎と木戸孝允-維新の目的と未完の軍制改革」山口市:山口ヒストリア講演会、2023年11月23日、(山口県教育会館、山口県山口市)
・佐藤賢一・佐々木真・長野壮一「インタビュー 歴史小説と歴史学のあいだ」『歴史学研究』1039号(2023年9月)、24-36頁
【他の科研集会での発表や論考】
・鈴木直志「『武人x帝国xユーラシア』コメント」科研(A)「前近代ユーラシア世界における広域諸帝国の総合的研究」シンポジウム(代表:杉山清彦)、2023年12月3日、オンライン
・原田敬一「金孝淳著『朝鮮人シベリア抑留』書評」、科研(B) 「冷戦文化形成期(1945-1970)韓国文学・文化史の再認識」(20H01252)(代表:渡辺直紀)主催、2023年7月30日、立命館大学
・長谷部圭彦「日本における義務教育の法制化―花井信の「三要件」に基づく整理とその応用可能性」『科研(B)「義務教育成立過程における就学構造の研究―地域史的アプローチ」研究成果報告書(研究代表:荒井明夫)』、2024年1月、130-135頁
2022年度活動報告
<2022年度研究業績一覧>
【論文】
・中島浩貴「第一次世界大戦前の航空機言説と軍事的技術評価の形成」『戦略研究』(戦略研究学会)第32号(2023年3月)3-19頁、査読有、オープンアクセス無
・竹本知行「四境戦争における大村益次郎の作戦指導」『軍事史学』(軍事史学会)第58巻第3号(通巻231号)(2022年12月)24-45頁、査読有、オープンアクセス無
・小松香織「オスマン帝国における西洋軍事知識の受容」『早稲田大学 教育・総合科学学術院 学術研究(人文科学・社会科学編)』第71号(2023年3月)、155-170頁、査読無、オープンアクセス有
・斉藤恵太「デンマーク戦争(1625-29)再考―国のかたちという視点から」『京都教育大学紀要』第142号(2023年3月)、79-97頁、査読無、オープンアクセス有
・鈴木直志「近世プロイセン軍の軍事条章」『法と文化の制度史』第1号(2022年9月)、149-176頁、査読無、オープンアクセス無
【口頭発表】
・Kôbô SEIGAN « Les colonies pour la révolution cosmopolite – Le cas d’Eschassériaux » 国際フランス革命史研究会、2022年9月29日、(オンライン)
・西願広望「植民地征服戦争再考―19世紀前半」、フランス史研究会、2022年10月16日、於慶応大学
・西願広望「フランスの軍用航空機-1870年代から1918年まで」、日本クラウゼヴィッツ学会月例研究会、2023年2月15日、於日本学士会館
・柳澤明「黒龍江地区における駐防八旗の成立と「民族」呼称」満族史研究会第37回大会、2022年6月4日、於日本大学文理学部
・柳澤明「清朝対中俄貿易的管理体制及其変遷:18世紀後半至19世紀初」「内亜与海洋:明清中央档案、地方文書及域外史料」国際研討会、2022年12月2日、於中央研究院歴史語言研究所
・柳澤明「黒龍江地区駐防八旗的初期情况」満文文献与清史研究国際学術研討会、2022年12月25日、中央民族大学(オンライン)
・吉澤誠一郎「戦前期日本の東洋史学の思想性と無思想性」第22回日韓歴史家会議、2022年11月19日、ホテルマイステイズ御茶ノ水
・斉藤恵太「近世イタリア北部の貴族と三十年戦争―ゴンザーガ=ボッツォロの子弟と軍務 」、イタリア中近世史研究会 、2022年8月30日、東京大学&オンライン
・中島浩貴「第一次世界大戦前の軍事文化―民間の軍事文化を中心に」日本クラウゼヴィッツ学会月例研究会、 2022年4月28日、於日本学士会館
・中島浩貴「第一次世界大戦前の軍事と技術――航空機言説を中心に」2023年度日本クラウゼヴィッツ学会研究大会シンポジウム 「戦争とテクノロジー…歴史、現在、未来」、 日本クラウゼヴィッツ学会、2022年10月22日、オンライン
・中島浩貴「第一次世界大戦前のドイツの民間人と戦争論」シンポジウム「大戦とプロパガンダ」、JSPS科学研究費助成事業(19K13123)「英国における侵攻小説と第一次世界大戦のプロパガンダ的類似性の研究(代表者:深町悟)」、2023年3月22日、神戸大学鶴甲第1キャンパス国際文化学研究科E棟中会議室とZoomのハイブリッド
・丸畠宏太「上山安敏先生、その謦咳に接して」ドイツ現代史研究会7月例会、フォーラム「上山安敏先生を偲んで」、2022年7月24日、オンライン
・丸畠宏太「忘れられたプロイセン将軍カール・フォン・デッカー―19世紀前半期のプロイセンにおける兵役義務定着の努力の一断面―」日本クラウゼヴィッツ学会月例研究会、2022年9月22日(ハイブリッド形式、オンライン参加)
【図書】(分担執筆含む)
・谷口眞子『葉隠〈武士道〉の史的研究』(吉川弘文館、2022年8月)総頁数425頁+24頁、ISBN:978-4-642-04351-9
・佐々木真『図説 フランスの歴史』増補2版(河出書房新社、2022年6月)総頁数192頁、ISBN: 4309763170
・柳澤明(分担執筆)「露清外交におけるコミュニケーション・ギャップの実相:18世紀初頭と19世紀中葉の二つの事例を通じて」257-288頁、李暁東・李正吉(編著)『論集 北東アジアにおける近代的空間:その形成と影響』(明石書店、2022年)総頁数670頁、ISBN:978-4-7503-5329-6(※奥付の発行日は2022年3月31日だが2022年度発行)
・吉澤誠一郎・林佳世子責任編集『岩波講座 世界歴史17 近代アジアの動態』(岩波書店、2022年7月)総頁数304頁、執筆担当「19世紀アジアの動態と変容」3-61頁、ISBN:9784000114271
・吉澤誠一郎(万魯建訳)『清末都市的政治文化与社会統合――天津的近代』(社会科学文献出版社、2022年8月)、総頁数466頁、ISBN:9787522803920
・竹本知行『大村益次郎 近代的学知の受容と実践(上)幕末編』(萩ものがたり、2022年4月)総頁数55頁、ISBN:9784908242267
・竹本知行『大村益次郎 近代的学知の受容と実践(下)維新編』(萩ものがたり、2022年10月)総頁数59頁、ISBN:9784908242274
【その他】
・谷口眞子「【書評】竹本知行『大村益次郎─全国を以て一大刀と為す─』(ミネルヴァ書房、2022年3月)」『WASEDA RILAS JOURNAL』NO.10(2022年10月)287-292頁
・原田敬一「【書評】中野良『日本陸軍の軍事演習と地域社会』『歴史科学』249号、2022年5月、51-58頁
・原田敬一「【書評】大澤博明『明治日本と日清開戦』」『歴史評論』876号、2023年3月、91-95頁
・松本彰「《皇帝讃歌》と《ドイツ人の歌》」項目執筆、川成洋編『ハプルブルク事典』丸善出版、2023年2月
・丸畠宏太「ライン連盟」項目執筆、川成洋編『ハプルブルク事典』丸善出版、2023年2月、482-483頁
・竹村厚士「ルーヴォワ」「ピュイゼギュール」「フォラール」「サックス」「ブールセ」「ギベール」「メニール=デュラン」「ナポレオン」「マルモン」項目執筆、今村伸哉監修『近現代軍事戦略家事典:マキャベリからクラウゼヴィッツ、リデル=ハートまで』原書房、2022年2月
・吉澤誠一郎「東アジア史への示唆――17世紀アイルランドからの声は届くか」『歴史学研究』第1021号(2022年4月)39-42頁
・丸畠宏太「桑原ヒサ子『ナチス機関誌「女性展望」を読むー女性表象、日常生活、戦時動員』(青弓社2020年9月)」『敬和カレッジレポート』第99号(2022年9月)10頁
・佐々木真「座談会 人文知の危機」「座談会 1980・90年代の歴研と歴史学」歴史学研究会『「人文知の危機」歴史学』績文堂出版、2022年12月
・佐々木真「近代一般」『史学雑誌』131編5号(2022年5月)341-343頁
・佐々木真「座談会 「シリーズ 歴史家とアーキビストの対話」を振り返る」『歴史学研究』1026号(2022年9月)33-54頁
・竹本知行「近代的学知の受容と実践 大村益次郎の生涯」(『ミネルヴァ通信「究」』 No.137、ミネルヴァ書房、2022年8月)38-39頁
・竹本知行「大村益次郎-近代的学知の受容と実践」(『月刊 機』No.366、藤原書店、2022年9月)22-23頁
・谷口眞子:テレビ出演:BS松竹東急「号外!日本史スクープ砲 智の巨人 西周」(2022年12月11日(日)21:00~22:00放送)
・谷口眞子:テレビ出演:BS松竹東急「号外!日本史スクープ砲 お正月スペシャル」(2023年1月3日(火)21:00~23:00放送)
・中島浩貴(講演)「戦争や軍隊を歴史学から考える」(彩の国大学コンソーシアム埼玉遊学2022年~知的、快適生活のススメ~公開講座)於彩の国大学コンソーシアム、2022年9月7日、彩の国大学コンソーシアムウェスタ川越多目的ホールC・D
・竹本知行(講演)「『学制』150年、維新史から今を問う-『ペリー来航』を手がかりに-」(中国五県町村教育長研究大会記念講演、2022年6月20日)於和木町文化会館
・竹本知行(講演)「大村益次郎と上野戦争の実相」(鋳銭司小学校創立150周年記念講演会、2022年10月30日)於鋳銭司地域交流センター
・長谷部圭彦「大統領の畑を耕し、トルコ人と絹を織る―大谷光瑞によるトルコ初の日本資本」日本中東学会第28回公開講演会「日本と中東―歴史的・文化的関係の再発見」、2022年11月26日、於日本大学文理学部(オンライン併用)
【公開科研集会ならびに他の科研集会での発表】
・鈴木直志「『帝国を統べる武人たち』コメント」科研「前近代ユーラシア世界における広域諸帝国の総合的研究」ワークショップ、2022年5月7日、オンライン
・鈴木直志「あるドイツ兵書の遍歴-シャルンホルスト『野戦必携』の伝播と受容」谷口科研公開科研集会、2022年8月11日、於津山洋学資料館
・竹村厚士「ジェンナー、ナポレオン戦争、幕末の蘭方医学」谷口科研公開科研集会、2022年8月11日、於津山洋学資料館
・谷口眞子「幕末維新期における西周と津田真道―三津同盟構想に寄せて」谷口科研公開科研集会、2022年8月11日、於津山洋学資料館
・鈴木直志「プロイセン近世常備軍と武人」科研「前近代ユーラシア世界における広域諸帝国の総合的研究」研究集会、2022年10月16日、オンライン
・西願広望「傷の意味-革命・帝政期のフランス軍を中心に」、科研「軍事扶助事業から見るプロイセン軍隊の近代化」(研究代表者:鈴木直志)研究会、2022年12月17日、於中央大学2021年度活動報告
2021年度活動報告
<2021年度研究業績一覧>
【論文】
・竹本知行「長州藩の慶応期軍制改革に関する一考察」『軍事史学』(軍事史学会)第57巻第1号(通巻225号)(2021年6月)118-140ページ、査読有、オープンアクセス無
・中島浩貴「ドイツ軍事雑誌における日露戦争の受容」『軍事史学』(軍事史学会)第57巻第4号(通巻228号)(2022年3月)78-97ページ、査読有、オープンアクセス無
・小松香織「年金受給にみるオスマン帝国の「長い10年」―オスマン海運経営会議議事録から―」『早稲田大学 教育・総合科学学術院 学術研究(人文科学・社会科学編)』第70号(2022年3月)、229-245頁、査読無、オープンアクセス有
【口頭発表】
・[招待講演]谷口眞子「西周の軍事思想―その世界史認識と日本の独立国家像―」島根県立大学・津和野町主催「第18回西周シンポジウム」、2021年12月5日、島根県津和野町役場津和野庁舎(オンライン)
・Akira YANAGISAWA(柳澤明)“The Eight Banner System and Ethnic Transformation in 17–19 c. Manchuria”in: Statecraft & Identity Creation in the Border Regions of the Qing, 23rd Biennial Conference of European Association for Chinese Studies, in 2021,
Leipzig, Germany (オンライン)
・Shinko TANIGUCHI(谷口眞子)“Jules Brunet’s teaching to Meiji Japan in transnational and international perspective” in: Military and Diplomatic Networks in Franco-Japanese Relations: Key Figures in the French Military Missions to Japan, 16th International Conference of the European Association for Japanese Studies, 26 August 2021, Ghent, Belgium(オンライン)
・佐々木真「近世フランスの主権と国家:小シンポジウムⅢ「礫岩のような国家」に見る「主権」理解の批判的再構築」、第71回日本西洋史学会大会、2021年5月16日、武蔵大学(オンライン)
・鈴木直志「近世プロイセン軍の連隊長人事と帝国諸侯」比較国制史研究会、2021年11月13日、於フォーレスト本郷
・竹本知行、早稲田大学高等研究所公開講演会コメント「大村益次郎訳『活版兵家須知戦闘術門』に関する一考察:淺川道夫「幕末維新期における西洋兵学の受容―翻訳兵書の分析視点―」に関連して」2021年10月30日、於早稲田大学(東京都新宿区)・zoom
・中島浩貴、「書評会:新谷卓・中島浩貴・鈴木健雄編著『歴史のなかのラディカリズム』(彩流社、2021年)」現代史研究会、2022年3月19日、Zoomによるオンライン開催
【図書】(分担執筆含む)
・竹本知行『大村益次郎―全国を以て一大刀と為す』(ミネルヴァ書房、2022年3月)総頁数516頁、ISBN:9784623093670
・吉澤誠一郎『愛国とボイコット――近代中国の地域的文脈と対日関係』(名古屋大学出版会、2021年)、総頁数304頁、ISBN:9784815810481
・新谷卓・中島浩貴・鈴木健雄編著『歴史のなかのラディカリズム』(彩流社、2021年)総頁数213頁、執筆担当「序論」7-28頁、「第二章」51-67頁、ISBN:978-4-7791-2757-1
・吉澤誠一郎監修『論点・東洋史学――アジア・アフリカへの問い158』(ミネルヴァ書房、2022年1月)総頁数362頁、執筆担当「序説」1-16頁、「辛亥革命」266-267頁、ISBN:9784623092178
・柳澤明(分担執筆)「北辺からみる『大清一統志』」136-144頁、小二田章・高井康典行・吉野正史(編)『書物のなかの近世国家:東アジア「一統志」の時代』(勉誠出版、2021年)総頁数277頁、ISBN:978-4-585-32505-5
・柳澤明(分担執筆)「清朝時代のモンゴル社会」205-224頁、『東アジアと東南アジアの近世:15~18世紀』(岩波講座世界歴史12)(岩波書店、2022年3月)総頁数308頁、ISBN:978-4-00-011422-6
・柳澤明(分担執筆)「第6章 アムール上流域調査 ─アルバジンとスタノヴォイ山脈」125-142頁、「第7章 ザバイカル調査 ─ネルチンスクとウラン・ウデ」143-163頁、細谷良夫編著『清朝の史跡をめぐってⅡ──アムール流域篇──』(東洋文庫、2022年3月)総頁数189頁、ISBN:978-4-8097-0311-9
・鈴木直志(分担執筆)「近世プロイセン軍における諸侯連隊-家門政策の手段としての連隊」247-280頁、松本悠子・三浦麻美編『歴史の中の個と共同体』(中央大学出版部、2022年3月)(総頁数508頁)、ISBN:978-4-8057-4215-0
・長谷部圭彦(分担執筆)「オスマン帝国の近代化は教育をどう変えたのか」40-53頁、歴史学会編『歴史総合 世界と日本』(戎光祥出版、2022年3月)、総頁数240頁、ISBN:978-4-86403-422-7
【その他】
・鈴木直志「【書評】中島浩貴『国民皆兵とドイツ帝国-一般兵役義務と軍事言説 1871-1914』彩流社、2019年」『西洋史学』272号、2022年2月、84-86頁
・佐々木真「2020年度歴史学研究会大会報告批判 合同部会」『歴史学研究』1009号(2021年)44-47頁、査読無、オープンアクセスなし
・斉藤恵太「近世世界と「鎖国」日本―世界の一体化と国のかたちをめぐる諸問題 」京都市教育委員会・京都市立中学校教育研究会:社会科夏季研修講座・社会科教員指導力向上講座(オンライン) 2021年7月28日
・中島浩貴「「軍事雑誌を読む」史料読解ワークショップ:言説編「書き手と読み手を読む」」、東京大学大学院経済学研究科 山本浩司研究室気付 歴史家ワークショップ事務局、 2022年3月12日、Zoomによるオンライン開催
・2022年3月26日、第11回科研集会をハイフレックスで開催しました。各自より、2021年度の成果と来年度の計画予定を話し、2022年度活動日程案を検討しました。中島浩貴「ドイツ軍事雑誌における日露戦争の受容」、谷口眞子「ミニ書評:竹本知行『大村益次郎』」の発表と討論を行いました。
・2022年1月29日、第10回科研集会をzoomで開催しました。松本彰「「イタリア統一―1861/70」と「ドイツ統一1867/71」―「国歌、国民歌の歴史」から―」の発表と討論を行いました。
・2022年1月7日~9日、小倉・下関視察を行いました。下関市立歴史博物館館長による報告のほか、防長史談会山口県本部山口支部の方々による説明を受けて、現地視察を行いました。
・2021年12月25日、第9回科研集会をハイフレックスで開催しました。丸畠宏太「忘れられた将軍カール・フォン・デッカー」の発表と討論を行い、データベースについて中間報告をしました。
・2021年12月11日、第1回代表者会議を新潟県で行い、2022年度日程方針案策定のほか、新潟県立文書館で史料調査を行いました。
・2021年11月27日、第8回科研集会をzoomで開催しました。小倉・下関視察の最終確認を行い、繰越課題の相談をしました。
・2021年10月30日、第7回科研集会をハイフレックスで開催しました。小暮実徳「長崎海軍伝習所で使用されたと思われる蘭書リストの分析」の発表と討論を行いました。同日の午後2時からは、WIAS(早稲田大学高等研究所)と共催の公開講演会を実施しました。淺川道夫(日本大学)による講演「幕末維新期における西洋兵学の受容―翻訳兵書の分析視点―」と、竹本知行(安田女子大学)によるコメントを通じて議論しました。
・2021年8月4日~7日、長崎・平戸の現地視察と長崎歴史文化博物館での史料調査を行いました。
・2021年7月31日、第6回科研集会をハイフレックスで開催し、西願広望「フランス北アフリカ方面軍とクリミア戦争」の発表と討論を行いました。また長崎・平戸視察の最終確認をしました。同日の午後2時からは、WIAS(早稲田大学高等研究所)と共催の公開講演会を実施しました。ベルランゲ河野紀子(リール大学)による講演「フランス陸軍将校デュ・ブスケ(ジブスケ)の国際移動と知の交流―第1次軍事顧問団少尉から兵部省・左院・元老院付御雇外国人、そして在日フランス領事」を通じて議論しました。
・2021年7月10日、第5回科研集会をzoomで開催しました。長州視察日程について相談しました。
・2021年6月26日、第4回科研集会をzoomで開催しました。松本彰「<世界に冠たるドイツ>の成立」の発表と討論を行いました。
・2021年5月29日、第3回科研集会をzoomで開催しました。竹村厚士「兵語翻訳にみられる知の国際交流」の発表と討論を行いました。
・2021年4月24日、第2回科研集会をzoomで開催しました。2020年度からの繰越金で実施する長崎・平戸調査について、予算策定などを行いました。
・2021年4月17日、第1回科研集会をハイフレックスで開催し、2021年度の日程を確定するほか、各自の研究方針などを発表しました。同日の午後2時からは、WIAS(早稲田大学高等研究所)と共催の公開講演会を実施しました。浅田進史(駒澤大学)による講演「ドイツ植民地戦争論のなかの義和団戦争」と、小原淳(早稲田大学)によるコメントを通じて議論しました。
2020年度活動報告
<2020年度研究業績一覧>
【論文】
・Kobo Seigan, ≪ Le colonialisme des republicains sous le Directoire ? Le cas d’Eschasseriaux ≫, Pierre Serna et Kobo Seigan (dir.), La Revolution francaise ; 19 / 2021, ≪ Appropriation de la Revolution francaise dans l’historiographie japonaise ≫ [En ligne], mise en ligne le 21 janvier 2021, consulte le 1er fevrier 2021. http://journals.openedition.org/lrf/4375
(2021年2月)、査読有、オープンアクセス
(西願広望「総裁政府期における共和派の植民地主義―エシャセリオの事例」、ピエール・セルナ、西願広望(監修)『フランス革命』(19号2021年)特集号『日本の研究史におけるフランス革命のアプロプリアシオン』所収)。
・西願広望「フランス革命期におけるエシャセリオの植民地論-民族自立・自由貿易・持続的平和」『日仏歴史学会会報』35号(2020年6月)、20-34頁、査読有、オープンアクセス
・谷口眞子「西周の新徴兵制構想―「兵賦論」の分析―」『WASEDA RILAS JOURNAL』NO.8(2020年10月)135-146頁、査読有、オープンアクセス
・斉藤恵太「近世イタリアの君主国と三十年戦争―マントヴァ継承問題にみる国のかたちの諸相」『世界史研究論叢』第10号(2020年10月)、1-19頁 、査読有、オープンアクセス無
・丸畠宏太「作家ルイ・シュナイダーLouis Schneiderと軍事雑誌『兵士の友Soldatenfreund』 ―社会の軍事化の原風景か?ー」『世界史研究論叢』第10号(2020年11月)20-37頁、査読有、オープンアクセス無
・西願広望「フランス七月王政期のアルジェリア植民地戦争をめぐる言説―内戦と植民地戦争の親和性」『軍事史学』第56巻第2号(2020年9月)、27-48頁、査読有、オープンアクセス無
・中島浩貴「『兄弟戦争』としての『普墺戦争』」『軍事史学』第56巻2号(2020年9月)、89-108頁、査読有、オープンアクセス無
・竹本知行「大村益次郎の関東鎮撫策」『軍事史学』第56巻第3号(2020年12月)、29-51頁、査読有、オープンアクセス無
・谷口眞子「1880年における西周の国際情勢認識―「上隣邦兵備略表」の分析―」『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第66輯(2021年3月)、883-900頁、査読無、オープンアクセス
・小松香織「トルコにおける親日観の源流」『早稲田大学 教育・総合科学学術院 学術研究(人文科学・社会科学編)第69号(2021年3月)、169-186頁、査読無、オープンアクセス
・佐々木真「遅塚忠躬『ロベスピエールとドリヴィエ』 : フランス革命研究の転換点 (特集 西洋近現代史の「新しい古典」を読む)」『歴史評論』840号(2020年4月)16-26頁、査読無、オープンアクセス無
・佐々木真「戦争の歴史を考える―ヨーロッパ近世・近代を中心に―」『日本歴史学協会年報』第35号(2020年)11-24頁、査読無、オープンアクセス無
・吉澤誠一郎「白鳥庫吉と東洋史学の始原」吉見俊哉・森本祥子編『東大という思想――群像としての近代知』(東京大学出版会、2020.8), pp. 133-151. 査読無、オーブンアクセス無
・長谷部圭彦「公平と配慮―オスマン帝国とトルコ共和国における教育と性差」長沢栄治監修、服部美奈・小林寧子編『教育とエンパワーメント(イスラーム・ジェンダー・スタディーズ3)』明石書店(2020年12月)、16-30頁、編者による査読、オープンアクセス無
【口頭発表】
・丸畠宏太「作家ルイ・シュナイダーと雑誌『兵士の友』」、2020年度日本クラウゼヴィッツ学会研究大会報告、2020年10月17日、オンライン(Zoom)
・柳澤明「17-19世紀の露清外交と媒介言語」人間文化研究機構(NIHU)ネットワーク型基幹研究プロジェクト「北東アジア地域研究推進事業」島根県立大学拠点:プロジェクト「北東アジアにおける近代的空間の形成とその影響」総括シンポジウム,2020年11月7日、オンライン(Micosoft Teams)
・鈴木直志「近世常備軍における兵士の駐屯生活」比較国制史研究会、2020年11月7日、於彦根キャッスル リゾート&スパ
【図書】(分担執筆含む)
・原田敬一『日清戦争論 ─ 日本近代を考える足場 ─』(本の泉社、2020年4月)
・佐佐木真著、徐建雄訳『図説法国史』(天津人民出版社、2019年12月)
・谷口眞子(分担執筆)Shinko Taniguchi, The Military Raison d’Etre in Peacetime: The Characteristics of Bushido (the Way of the Samurai) in Early Modern Japan, in Markus Meumann, Andrea Pühringer (eds.) The Military in the Early Modern World, Göttingen 2020
【翻訳】
・フィリップ・ブック(斉藤恵太訳)「比較史における宗教と戦争ー「長い中世」の日本と西欧」江川温ほか編『東西中世のさまざまな地平-フランスと日本の交差するまなざし』知泉書館(2020年6月)
【その他】
・西願広望「フランス革命と戦争―戦争の世界化と多義化」、中野隆生・加藤玄編『フランスの歴史を知るための50章』(明石書店、2020年5月)所収
・鈴木直志「常備軍時代のドイツにおけるポリツァイと軍隊」『西洋史学論集』58号(2021年3月)
・佐々木真「近世国家の統治システムと軍事」『西洋史学論集』58号(2021年3月)
・鈴木直志「ゲオルク・フォン・フルンツベルク」堀越宏一編『侠の歴史』西洋編下巻(2020年9月)
・鈴木直志「社会的紀律化」、斉藤恵太「三十年戦争」金澤周作監修『論点・西洋史学』(ミネルヴァ書房、2020年4月)
・松本彰「鍵盤楽器(クラヴィ―ア)」「ドイツとオーストリアの国歌」、丸畠宏太「革命と動乱の時代」、中島浩貴「クラウゼヴィッツ 人間事象としての戦争をどう考えるのか」、斉藤恵太「三十年戦争」石田勇治ほか編『ドイツ文化事典』(丸善出版、2020年)
・松本彰「ドイツにおける市民社会と国民国家―18世紀後半から19世紀前半」「市民社会と芸術」石田勇治/川喜田敦子/平松英人/辻英史編『ドイツ市民社会の史的展開』(勉誠出版、2020年9月)
・長谷部圭彦「西洋式近代教育の移入」鈴木董・近藤二郎・赤堀雅幸他編『中東・オリエント文化事典』(丸善出版、2020年11月)
・鈴木直志 「革命という内戦、革命という暴力」『軍事史学』56巻2号(2020年9月)巻頭言
・2021年3月8日、第4回科研集会をzoomで開催しました。2020年度研究活動のまとめと2021年度活動計画案・予算案を策定しました。
・2021年1月6日、代表者会議参加メンバーで新発田の白壁兵舎広報館ほかを巡見しました。
・2021年1月5日、第1回代表者会議を新潟県で開催しました。
・2020年12月27日、福井市立図書館にて「越国文庫」の史料調査を行いました。
・2020年12月26日、第3回科研集会をハイフレックスで開催しました。鈴木直志「洋学の軍事科学化とドイツ兵書」、丸畠宏太「19世紀ドイツの兵士向け雑誌『兵士の友』とその周辺事情」の発表と討論を行いました。
・2020年10月10日(土)、第2回科研集会をハイフレックスで開催しました。松本彰「太平楽会 1872年 ボストン―19世紀中葉の戦争と平和、国民と歌―」、竹本知行「幕末期における洋式兵学の輸入と邦訳兵書」の発表と討論を行いました。同日の午後2時からは、WIAS(早稲田大学高等研究所)と共催の公開講演会を実施しました。大井知範(清泉女子大学)による講演「19世紀のオーストリア海軍遠征記にみる海軍のグローバル化」と、清水雅大(東京福祉大学)によるコメントを通じて議論しました。
・2020年7月18日、第1回科研集会をzoomで開催しました。小暮実德「1850年代における軍事的学知関連蘭書の日本流入・伝播の実態―その位置づけと意義」、中島浩貴「軍事的学知の公共圏―1870年代におけるドイツ語圏軍事文献の射程」の発表と討論を行いました。
2019年度活動報告
2020年1月11日、第4回科研集会を早稲田大学で開催しました。同日の午後2時からは、WIAS(早稲田大学高等研究所)と共催で、秋山徹(早稲田大学高等研究所)による公開講演会「露領中央アジア遊牧系軍事エリートの次世代育成」を実施しました。
2019年12月7日、第2回代表者会議を早稲田大学で開催しました。
2019年10月26日、第3回科研集会を早稲田大学で開催しました。同日の午後2時からは、WIAS(早稲田大学高等研究所)と共催で、河野淳(広島修道大学)による公開講演会「近世ヨーロッパにおける傭兵の回遊と社会の負担」を実施しました。
2019年7月20日、第2回科研集会を早稲田大学で開催しました。同日の午後2時からは、WIAS(早稲田大学高等研究所)と共催の公開講演会を実施しました。白幡俊輔(京都造形芸術大学)による講演「近世イタリア君主国の常備軍と軍政システム~16世紀フェッラーラ公国の事例から」と、科研分担者の斉藤恵太氏によるコメントを通じて議論しました。
2019年6月15日、第1回代表者会議を敬和学園大学で開催しました。
2019年4月6日、第1回科研集会を早稲田大学で開催しました。【雑誌論文】
・谷口眞子「論説 ジュール・ブリュネの箱館戦争荷担処分について―新政府の「万国公法」認識の一端―」『法史学研究会会報』第23号(2020年3月)24-38頁、査読無
・谷口眞子「思想史と軍事史の架橋―西周「兵家徳行」をめぐって―」『早稲田大学大学院文学研究科紀要』第65輯(2020年3月)、734-754頁、査読無、オープンアクセス
・竹本知行「山田顕義における軍隊観の形成-渡正元との邂逅を手がかりに」『軍事史学』第55巻第3号(軍事史学会、2019年12月)105-128頁、査読付
・小松 香織「近代オスマン帝国における福祉と戦争」『早稲田大学大学院教育学研究科紀要』、No.30、2020年3月、15-28頁、査読無、オープンアクセス
・松本彰「ドイツ現代史における建築、記念碑、都市」特集「建築から都市を語る」『ゲシヒテ』12号(2019年4月)88-102頁、査読無、オープンアクセス
・斉藤恵太「近世ヨーロッパの軍隊と貴族の紐帯―17世紀の神聖ローマ帝国と傭兵隊長ガラッソを例に―」『メトロポリタン史学』第15号(2019年12月)101-120頁、査読無、オープンアクセス
・鈴木直志「戦争・軍事博物館の類型学-ヨーロッパ諸国と日本に見る「戦争の歴史化」の現在」『白門』841号、2019年11月、58-64頁、査読無
・丸畠宏太、研究会報告要旨「19世紀ドイツの兵士の世界―規律化と国民化―」『近現代史研究会会報』第102号、2019年、1-16頁、査読無、
【学会発表】
・小松香織KOMATSU Kaori, The Military Ethos in Modern Turkey and Pertev Pasha's Perception of Bushido, Keynote Speech at “Japanese Studies in Turkey Conference IV”, 28 June 2019, Bogazici University, 招待講演、国際学会
・西願広望SEIGAN Kobo, Les colonies pour la Révolution cosmopolite- Le cas d’Eschassériaux(世界革命のための植民地―エシャセリオの事例)」
Colloque international - Cosmopolitismes et patriotismes au temps des Révolutions
(国際シンポジウム―革命期におけるコスモポリタニズムと祖国愛)
Comité scientifique
Commission internationale d’histoire de la Révolution française, Institut d’histoire moderne et contemporaine, Domaine de Vizille – Musée de la Révolution française
(フランス革命国際委員会・近現代史研究所・ヴィジーユフランス革命博物館共催)
2019年9月27日、Vizille (France)ヴィジーユ(フランス)招待講演、国際学会
・中島浩貴「ドイツと戦略」、日本クラウゼヴィッツ学会研究大会シンポジウム(国内学会・研究会)、2019年10月19日、東京電機大学、招待講演
・佐々木真「戦争の「歴史」を考える―ヨーロッパ近世・近代を中心に、2019年度日本歴史学協会総会公開講演、2019年7月20日、駒澤大学、招待講演、
・佐々木真「ヨーロッパの戦争・軍事博物館の動向、第69回日本西洋史学会大会 小シンポジウムIX「戦争を「歴史化」する―戦争・軍事博物館の現状と課題―」、2019年5月19日、静岡大学
・鈴木直志「戦争・軍事博物館の類型学」第69回日本西洋史学会小シンポジウム、2019年5月19日、静岡大学
・斉藤恵太「近世ヨーロッパの軍隊と貴族の紐帯 17世紀の神聖ローマ皇帝軍を中心に」メトロポリタン史学会第15回大会シンポジウム「世界史の中の武人―越境と帝国秩序」首都大学東京、2019年4月20日
・佐々木真、シンポジウム「世界史の中の武人 ―越境と帝国秩序―」コメント、メトロポリタン史学会第15回大会、2019年4月20日、首都大学東京
・鈴木直志「常備軍時代のドイツにおけるポリツァイと軍隊」九州西洋史学会秋季大会、2019年11月23日、福岡大学
・佐々木真「近世国家の統治システムと軍事、シンポジウム「近世ヨーロッパにおける国家の統治構造と軍事、九州西洋史学会2019年度秋季大会、2019年11月23日、福岡大学
・吉澤誠一郎「旅大回収運動(1923年)再考」史学会第117回大会東洋史部会、2019年11月10日、東京大学
・中島浩貴「軍事的な知の範囲――第一次世界大戦前の軍事雑誌を中心に」、日本クラウゼヴィッツ学会定例研究会(国内学会・研究会)、2020年2月19日、日本学士会館
・長谷部圭彦「大谷光瑞のトルコ投資―共和国初期のアンカラとブルサにおける日本資本」東洋大学アジア文化研究所開設60周年記念国際公開シンポジウム「日本の中東イスラーム政策の原点―パリ講和会議100周年を契機として」、2019年6月22日、東洋大学
・長谷部圭彦「オスマン帝国末期における法曹養成と宗教」大学史研究会第42回研究セミナー、シンポジウム「大学と宗教」、2019年11月23日、大阪府立大学
・佐々木真「書評会報告 仲松優子『アンシアン・レジーム期フランスの権力秩序 ――蜂起をめぐる地域社会と王権』(有志舎・2017年)」、西洋近現代史研究会2019年4月例会、2019年4月6日、駒澤大学
・佐々木真「概説書としての『フランス革命「共和国の誕生」』、フランス革命研究会、2019年12月14日、専修大学
・佐々木真「「主権国家再考」の議論について」科研基盤(A)「歴史的ヨーロッパにおける主権概念の批判的再構築」公開研究会『「主権国家再考」の再考』、2019年11月16日、早稲田大学
【図書】(分担執筆含む)
・斉藤恵太SAITO Keita, Das Kriegskommissariat der bayerisch-ligistischen Armee während des Dreißigjährigen Krieges (Herrschaft und soziale Systeme in der Frühen Neuzeit 24), Vandenhoeck & Ruprecht, 2020年2月、346頁
・中島浩貴『国民皆兵とドイツ帝国』彩流社、2019年、268頁
・吉澤誠一郎「近代日本的中国城市指南及其印象:以北京、天津為例」巫仁恕主編『城市指南与近代中国城市研究』(開源書局、2019年), 319-353頁、査読無
・谷口眞子「近世身分制社会における忠と孝―近世武士像創出の一面―」(P263~P284)in
Dariusz Gluch, Patrycja Duc-Harada, Senri Sonoyama eds, Japanese Civilization: Tokens and Manifestations, Krakow:KSIEGARNIA AKADEMICKA:2019
・長谷部圭彦「近代化の中の留学―比較史的考察」永原陽子編『人々がつなぐ世界史(ミネルヴァ世界史叢書4)』ミネルヴァ書房、2019年8月、171-190頁、査読無
【翻訳】
谷口眞子:Darryl E. Flaherty著、浅古弘監訳『近代法の形成と実践―一九世紀日本における在野法曹の世界』(成文堂、2019年)第1章翻訳担当
【その他】
・佐々木真、書評仲松優子『アンシアン・レジーム期フランスの権力秩序―蜂起をめぐる地域社会と王権―』、『歴史評論』831号、2019年7月、87-91頁、査読無
・佐々木真「コメント 前近代社会における武人と軍事」『メトロポリタン史学』第15号、2019年12月、145-150頁、査読無、オープンアクセス
・小暮実徳「人文科学的手法に基づく歴史実証研究の重要性ーアメリカ合衆国による日本開国を巡って」『史文』第21号、37-40頁、2019年3月、査読無
・長谷部圭彦「イスラーム地域の近代学校」木村元、汐見稔幸編『教育原理(アクティベート教育学1)』ミネルヴァ書房、2020年3月、146-148頁、査読無
・長谷部圭彦「大学の課題としての歴史総合」『史潮』新85号、2019年6月、146-149頁、査読無